本・マンガ

大学生必読!司馬遼太郎の徳川三部作

司馬遼太郎徳川三部作

『覇王の家』、『関ケ原』、『城塞』。徳川家康の生涯を描いたこれら三作品をまとめて”徳川三部作”と言われています。司馬遼太郎をまだ知らない大学生にオススメの作品です!

映画の方は...う~ん

あわせて読みたい
関ケ原サムネ
映画「関ケ原」感想!早口で聞き取りづらい?豪華なのはキャストだけ?小説でしか語られない部分も解説! 先日、司馬遼太郎の上・中・下巻に及ぶ小説「関ケ原」を読破しました。大変面白く映画でも見てみたい!と思いツタヤでDVDをレンタルしてきま...

徳川三部作がなぜオススメか

司馬遼太郎の巧緻な文章で戦いの情景や人物の心理状態が手に取るように分かり、普段小説を読まない人、歴史にあまり詳しくない人にも読んでほしい作品です。

僕の大好きな『アカギ』の表現を借りて作品の特徴を表すと
徳川家康の”血の流れ、吐く息、吸う息まで聞こえてきそうな”考え方・心理を知ることが出来ます。

天下統一を取った男の考え方・心理なんて、そこら辺の大学生は知りません。笑
それを知ることが出来るのです。時間のある大学生のうちにじっくり徳川三部作を読んでほしいです!

覇王の家

徳川家康はどんな人物だと思い浮かべますか?
「天下統一した凄いヤツ!」、「ずる賢い狸親父!」など印象はさまざまでしょう。

そんな家康は三河の”松平家”の当主の子供として生まれ、その生涯は人質から始まります。今川家の人質として育てられ、家康は今川軍の尾張侵攻の先鋒を務めます。これが今川義元VS織田信長の、かの有名な桶狭間の戦いです。

結果はご存知の通り信長の勝利。この後家康は信長と同盟を結びます。この頃、松平を改め”徳川”と名乗っています。同盟と言っても対等なものではありません。家康は信長にいいように使われていました。それも二十年間です。

信長が本能寺の変で倒れた後、明智光秀を討ち天下統一に王手をかけたのが秀吉です。家康は信長の次男・信雄の要請を受けて秀吉と戦うことにします。

ここで秀吉を倒して「ハイ、家康の天下!」ではありません。この戦いでは秀吉の政略が家康の軍略に勝ったとも言うべきでしょうか。天下は秀吉のものとなります。

と、これだけ語ってまだ家康の半生です。
家康という人物が出来上がったルーツやその精神構造、妻と子供の悲運など天下統一を果たし、250年続いた江戸幕府を開いた徳川家康がどういう人物かを知ることが出来ます。

関ケ原

秀吉の天下が続きました。が、百姓から天下人へ成り上がった彼も死には勝てませんでした。秀吉の死後、豊臣家の跡継ぎはまだ幼い秀頼しかいませんでした。そこで家康はいろいろと”エグい手”を打ち、天下を自分のものにしようと動きはじめます。

そこに現れたのが秀吉恩顧の大名・石田三成です。家康の暴走を止めるため立ち上がりますが、彼も完璧ではなかった。三成は病的なまでに曲がったことが嫌いで、相手の心情を読み取ることが出来ませんでした。そのため秀吉存命中から他の大名に嫌われていました。

そして石田三成方、徳川家康方お互いが「秀頼のため」と掲げ関ケ原の戦いが始まりました。有名な小早川軍の裏切りもあって結果は家康の勝利となりました。勝因を挙げるとすれば家康の政治的工作とその威厳にあると言えるでしょう。

これでもまだ徳川家康の天下になっていないのです。家康は”秀頼のため”に戦っていたので秀頼はもちろん生きていますし、家康はその家臣という立場です。

城塞

家康は関ケ原に勝利し、征夷大将軍となりました。これで徳川家はもう安泰かというとまだ後顧の憂いがあります。それが豊臣家です。
家康は「秀頼ももう成人したし、秀吉に良くしてもらっていた諸将はまだ豊臣家に恩を持っている。ワシが亡くなれば豊臣家が動き出すかもしれない。そのとき我が息子・秀忠にそれを抑えるだけの力はない。」と考え、ついに豊臣家を潰そうと決めました

形式上ではありますが家康は秀頼の家臣ですから、おいそれと攻めることはできません。しかしそこは家康。豊臣家に対し、いろいろと言いがかりをつけて開戦へと誘導させます。
ちなみにここで豊臣方についたのが真田幸村です。大阪城の守りの弱い位置に真田丸を築き、徳川軍を苦しめます。

家康の硬軟織り交ぜた姿勢で豊臣方の士気を下げ、結果徳川方の勝利、秀頼とその母・淀殿は自害しました。
家康の凄いところはこの戦にあたって①息子・秀忠の権威を上げておくこと②できるだけ外様ではなく譜代の大名に功を上げさせることを考え実行していました。戦いの最中、終わった後のことまで考えていたんですね。

こうして大阪の陣が終了し徳川の天下となり、150年にも及ぶ戦国時代の幕が下りました

まとめ

徳川三部作は合わせると4,000ページほどあり大長編です。しかし読んでいると時間を忘れるほど面白く、時と場所は違いますが中国の戦国時代を描いた漫画・キングダムを彷彿とさせます

一作目の覇王の家は比較的分量も少なく読みやすいと思うので、まずはここから戦国時代へタイムスリップしてみてください。

司馬遼太郎覇王の家
ABOUT ME
ぞうきん
当サイト「三流.com」を書いているぞうきんと申します。 現在大学四年生でブログ歴は2年です。 初心者に向けたブログ関連の情報やライフハック、自分の経験をもとにした記事を書いています。